【ビートたけし、ミニマリストを疑問視】「無駄こそ人間の良さ」 | ほどほどミニマリスト
目次
ミニマリストは間違ってる!?たけしさんの持論は・・・
ミニマリストを目指すべく、断捨離プランを練っていた私の目に
飛び込んできたニュース、「ビートたけし ミニマリストを一蹴」(笑)。
今からミニマルライフを模索しようとしてた私に、
著名な文化人がイキナリの無慈悲発言です。ウーム。
このニュースに影響されて断捨離道を絶つワケではありませんが、
たけしさんの意見に心がちょっぴり揺らぐ私です。
だって、一理あるどころか百理くらいありますもん。文化人のお言葉、素通りできない。
そう、ミニマリストというのは、やっぱり極端な存在なんですよ。
持ち物を最小限にしすぎたら、もうそれは出家と同じになるんです。
煩悩のうちの「物欲」を完全排除したのが、ミニマルライフですし。
だから私としては、サイトタイトルどおり、「ほどほどミニマリスト」を目指したい。
やっぱり、おうちの中には少しは雑貨も置きたいし、季節のお飾りだって置きたいんですね。
1年中何もモノを置かない暮らし、
それが当人にとって心地よければ、それは個人の自由でいいと思うんです。
でも、私個人の趣向としては、『味気ない暮らし』を目指したいわけじゃない。
人間らしく、ある程度住まいを彩ったり、季節感を演出したり、というのをやめる気はありません。
でも、そのさじ加減がとっても難しいんですね。
たけしさんいわく、「無欲さは文化を生まない」。だから反対
たけしさんはTVタックルの中で、ミニマリスト佐々木典士さんについて、
「慎ましく生きたら、文化ってあるのかな?」と意見しています。
たけしさんの見解だと、歴史や世界の文明、文化などは、すべて”ムダ”から生まれた物。
歴史的建造物も、装飾品も、すべてはムダが生み出したモノだというんです。
だから、「人間、無駄がないと文化的価値は発展しない」とのこと。
たしかに、娯楽=ムダと考えると、映画や音楽、メディアなど、すべて不要ということになる。
情報も、人間関係も、人によってはムダと捉えられるかもしれませんよね。
このジャッジも、すごく難しいトコロ。
けっきょく、
『その人が、生活のどの部分をムダだと感じるか』
だと私は思うんです。
ミニマリストを極めた人たちの意見をみてみると、
「自分が精神的に振り回される対象=ムダ」と定義づけている気がするんですね。
でも、心の奥底では、「他人とブランドで張り合うのに疲れたな」と思っている。
そういう人は、モノに自分の価値を振り回され、無意識にストレスを抱え込んでいる。
その場合、ブランドへの頓着を捨てるべく、断捨離をおこなうのもいい手だと思うんです。
自分の中の”価値あるムダ”と”価値なきムダ”を見極めて、取捨選択する。
それこそ、価値のある断捨離ismだと私は思っています。
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