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『デッドスペースを収納に活用しない』という選択

『デッドスペースを収納に活用しない』という選択 | ほどほどミニマリスト

目次

【デッドスペースは贅沢にそのままにする、という選択】

収納雑誌やハウススタイリング雑誌を見ていると、

かならず「デッドスペースを活用して収納を増やそう!」という記事が

掲載されています。

たしかに、日本の住宅は狭いし、収納もすくない。

というわけで、

”デッドスペースを家の中に見つけたら、とにかく活用しましょう”

というのが定説。

「この隙間に収納を置いたら、もっと片付くかも?」

「この余った壁際に家具を置いたら、小物がしまえるんじゃない?」

などなど、収納不足に悩む人は、次々に収納を増設していきます。

ところがその結果、住居スペースそのものが狭苦しくなってしまい、

「収納は増えたけど、生活スペースが足りない!」再びモヤモヤ・・・。

これ、完全に悪循環なんですが、本人はまったく気づかないんです。

私自身もそういうタイプだったので、ほんとによく分かります。

「収納が足りないんだから、収納さえ増やせば、お部屋もスッキリ片付いて、

気持ちよく暮らせるはず」。そう信じてやまない人間でした。

でも、収納は増やせば増やすほど、”しまうモノを増やす”結果になるんです。

この悪循環を断ち切るには、やはり断捨離しかないんですよね。

それに気づいたのは、私が断捨離を始めてから1ヶ月くらいの頃です。

モノを減らしていくと、収納スペースを増やす必要がなくなっていったからです。

【収納を増やせば増やすほど、モノがあふれる逆効果に気づこう】

収納スペースが増えれば増えるほど、

「ここにモノが置ける!」

「まだまだ収納スペースが余っている!」

と感じ、モノを購入することにためらいがなくなっていきます。

そして、ますます増え続けるモノたち。

じゃあ、逆の発想で、収納用品そのものを捨ててみたらどうなるのか。

収納する場所がなくなれば、しまうべきモノたちも淘汰されていくので、

結果、持ち物自体が減っていくんですよね。

「デッドスペースの活用術」って、かえってゴチャゴチャを招く要因になることもある。

デッドスペースは、収納スペースに替えずに、そのまま贅沢に置いておく。

これこそ、幸せを呼ぶミニマルライフなんです。

って、この意見もミニマリスト佐々木典士さんの受け売りだったりするんですが(笑)。

なんとなく、余った壁があると、何か家具を置きたくなる。

その気持ち、すごくよく分かるんですが、

デッドスペースをあえてデッドスペースのまま残しておく、という選択。

私は、逆転の発想ですごく良いと思うんです。

何も飾らない壁面、何もない隙間、むき出しの床・・・。

そういうムダな空間こそ、大事にそのまま置いておく発想=ミニマリストの思考らしいです。


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マダム・フランソワ: