「足るを知る」という言葉を都合よく解釈したい

「足るを知る」という言葉は、今の日本人の気分にしっくり来る

言葉かもしれません。なにせこの不況。バブル前後の明るさもなく、

未来に展望の抱けない若年層が溢れている・・・。

そんな中、「つつましく質素に暮らそう」という気風が広まっていますね。

目次

【「足るを知る」~老子思想の好まれる時代】

余分なものを持たず、そんな暮らしに満足して生きる。

とっても素晴らしい思想です。

「知足者富(足るを知る者は富む)」と言い、欲張らず生きると

心穏やかに生きることができる。なんとも枯れた思想。

断捨離が流行している今、この思想に沿って生きるのが賢明・・・

と思うんですが、一体何がこの世で正しいのかは誰にも分らない。

「若者が消費しなくてどうするのか」という見方もあり、

モノを消費しなければ文明は育たず、見識も広がらない・・・。

バブルを駆け抜けた世代からすれば、「現代の若者はかわいそうだ」となり、

若者からすれば「バブル期の人はモノに踊らされたカッコツケだ」となる。

この世にはいろんな思想が存在しています。どれを選ぶかは自分次第、

「流行しているから」と乗っかるのも安易すぎる気も・・・?

結局、自分が納得する消費の仕方で生きていくしかありません。

【老子の思想は実は”金持ち向け”だった?】

老子の思想を知るのは楽しいですが、

そのままの解釈でわが身に当てはめようとすると、無理があるのだそう。

というのも、

老子の思想は”上の者が下々の者を操るための秘策”のような側面もあり、

”足るを知る”というのも、質素倹約を庶民に勧めるための詭弁だった、

という説もあるほどです。なるほど・・・(笑)

でもそれに操られるのも、庶民サイドとしては悪くないでしょう。

だって、多く持つ者を羨み、我が身を嘆きながら生きるよりは、

「自分にはこれで十分なのだ」と他人と比較せず生きるほうが

事実、ココロ安らかな一生となりえるでしょうし。

上を見ても下を見てもキリがないのなら、内なる充足に尺度を求めるのも

ある意味正しい生き方ではないか?と思うんですね。

たしかに、枯れた思想は向上心を失わせることもあるので、

人間すべてがそんな思想になってしまうと、社会全体の危機になり得る。

でも、欲の多い人がこの世に一定数存在する限りは、

”足るを知る”思想の人が存在していても大丈夫な気がします。

「もっともっと持ちたい」「他人よりいい暮らしがしたい」

というのは生きるものの本能なので、悪いことではありません。なので、

「マキシマリストが罪深く、ミニマリストが罪深くない」というワケでもない。

老子がどういう意味で”足るを知る”と語ったのかは分かりませんが、

私たちはどういう受け取り方で解釈してもいいと思うんです。

”足るを知る”をそのままの意味で受け取ることも罪ではありません。

我々は向上心を失わずに、モノを多く持たず生きることも可能な筈です。


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