古銭の価値をよみがえらせるには専門の業者さんでの買い取りがベスト

一口に古銭といっても様々なものがあります。

辞書などでは「過去に通貨として使用されていたが、現在では使用されていない貨幣のこと」と記載されています。

教科書に載っている「和同開珎」のようなものから「寛永通宝」のようなコインとか、昔の「藩札」とよばれた紙幣や「伊藤博文」の千円札や「聖徳太子」の一万円札など多種多様です。

もちろんその価値は様々です。

美品であればあるほどに高い価格がで買い取ってもらえる傾向にありますが、一概にコンディションのみで価値が定められるものではありません。

連番のものやミスプリントなどが見つかると価値が急上昇するなど、価値のあるポイントは多岐に渡ります。

それでは、１９６４年の東京オリンピックの１０００円記念銀貨を例に見ていきましょう。

この硬貨は１９６４年の１０月に発行されました。

発行枚数は15,000,000枚ですので、ご自宅で見かけた人も大勢いらっしゃると思います。

ちなみに完全未使用の美品ならプレミアムが付いて１万円で買い取ってもらえることもある硬貨です。

一般的な使用感のあるものなら２０００円くらいです。

銀行にこの硬貨を持ち込めば、現在の１０００円札に交換してくれますが、プレミアムはつきません。

比較的新しい、日本銀行が発行した１円以上の単位のものは、銀行で現在のお金に交換してもらえます。

額面どおりの現在流通しているものになり、もちろんどの古銭にもプレミアムはつきません。

リサイクルショップは、引き取ってもらえないことが多いです。

古い硬貨はガラクタ扱いです。

多くのリサイクルショップではマニュアルにしたがって持ち込まれた品を分別、値付けしていきますので、細かなジャンルに分かれていて品物の状態で価値が大きく変わる古銭の扱いには対応しにくいのでしょう。

古銭を現在のお金に替える方法としてオークションで売却する方法があります。

東京オリンピックの硬貨では、硬貨の状態にもよりますが、１枚あたり２０００～３０００円程度で売買されているようです。

オークションでは人気のある古銭はプレミアム付きの価格で売却できることもありますが、出品のための準備や取引成立後の発送作業や入金確認は自分でしなければなりません。

もう一つ代表的な古銭の用途として、専門の業者さんに買い取ってもらう方法があります。

豊富な専門知識を持つ店員さんが、しっかり査定してくれます。

オリンピックの１０００円硬貨の場合、完全未使用の美品なら１万円くらいで買い取ってもらえることもあります。

状態に応じて５～２千円で買い取ってもらえることが多いようです。

他にも明治、大正時代に発行された貨幣や紙幣はもちろん、それより古い貨幣や外国の古銭もその豊富な知識で査定してくれますし、買取りもしてくれます。

せっかくの古銭ですので、その価値を正しく評価できるところで扱ってもらうのがベストな方法です。

最近は、査定のための出張サービスを行っている業者さんもあります。

一度、お持ちの古銭を査定してもらうことをお勧めします。

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