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【どっちを取る?】断捨離への罪悪感vsモッタイナイ精神

【どっちを取る?】断捨離への罪悪感vsモッタイナイ精神 | ほどほどミニマリスト

目次

”モノを大事に長く使おう”という教えに反する!?「断捨離」

昔から「モノは大事にね」と教わってきた人は多いハズ。

まだ使えるモノを捨てようとすると、親から

「もったいない!まだ使えるのに・・・」と叱られたことがあります。

時代遅れのモノ、飽きてしまったモノ、劣化してきたモノ・・・。

「そろそろ手放し時」と思っても、親に仕込まれたモッタイナイ精神が頭をよぎるんです。

しかもモッタイナイ精神って、年齢を重ねるごとに強くなる。

だって、モノにはお金がかかってるし、愛着もあるし、

それを作った人、売る人、いろんな人の手を経て、いま私の手元にある。

それを考えると、「そんな簡単にゴミにできない!」って思っちゃうんですよね。

ただ、感傷にひたってたら、いつまでたってもミニマリストになれない。

かといって、モッタイナイ精神を殺して、非情にガンガンものを捨てるってのも

なんだか違う気がするんですね。

イキオイだけでモノを捨てたら、それこそモッタイナイ。

捨てるべきものとそうでないものを、見誤る気がするんです。

「捨てなきゃと思うキモチ」と「もったいない精神」をハカリにかけるのが、

断捨離において、もっともツラい作業だと私は思っています。

モノを手放すことへの”罪悪感”をなくす

「モノを捨てるのに罪悪感がありすぎる!」という人は、

まず、長い目で人生を考えてみましょう。

我々は、墓場までモノを持っていくことはできない。

死ぬときは、誰もが「身ひとつ」なんです。

もし今死んだら、身の回りのモノはいったいどうなるのか?

どうせ、誰かが処分することになるんです。

遺された人が、捨てるなり、売るなり、譲るなりして、持ち物は結局、自分の手を離れてしまう。

だったら、いつどうなってもいいように、

自分の持ち物は自分でしかるべき処分を下すのが一番だと思うんですよ。

縁あって、自分と関わりを持ったモノたちって、たしかに愛おしいです。

でも、考えてもみてください。

自分の人生が、モノに振り回されていないかどうかを。

モノって、大事に使ったり飾ったりしてこそ、生きてくるもの。

でも、クローゼットの奥に何年も眠ったままのモノたちって、

それこそかわいそうだし、もったいない。

そして、そういう物たちが、私たちの収納スペースを奪っている。

わたしたちの生活の効率を下げているのは、あきらかに”モノ”なんです。

探し物がクローゼットから見つからないとき、あなたはモノに振り回されて、

大事な人生の時間を失っている。

「もったいない、もったいない」とモノを大事にしているつもりで、

わたしたちは本当に大切な時間や場所を、モノによって失っているんです。

これこそ、本末転倒。

モノを捨てることよりも、もっとモッタイナイことがある。

視点を変えれば、断捨離への罪悪感もなくなっていくかもしれませんね。


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マダム・フランソワ: