ネットでなく自分の足で買い物することで物欲は満たされる | ほどほどミニマリスト
やっぱり、自分の足で歩いて多くの商品の中から発掘して
レジでお金を払い、手に入れたモノはやっぱり満足感が違うなぁと
最近すごく感じるようになりました。
この年齢になって強く思うのは、
「便利さ」と「満足感」とは必ずしも一致しない
ということ。むしろ、その逆かもしれないな、と。
モノを買うことの充足感は、手間をかけ、時間をかけ、
ちょっと面倒な思いをしたほうが、きっと大きい。また、
「多くの物品の中で、自分の手で触り、目で直接見て選んだ商品は
ネットショッピングで購入したものと、ちょっと思い入れが違う」
というのが私の地道なお買い物の感想です。
やっぱり、モノを買うときに、
”売り場の熱気や人の動き”などを五感で感じとることによって、
「私はお買い物を楽しんだ」という脳内刷り込みができあがるんだと思うんです。
ネットショッピングは、スマホ&PC画面の前で1クリックでサクッと買え、
自分で購入商品を持ち帰ることなく、箱で自宅まで届く便利システムだけど、
この方法で買うと、”お買い物をした感”がすごく薄っぺらになってしまいます。
また、ネットショッピングって、人との触れ合いが皆無。
店員さんとも、まわりのお客さんとも、接点はまったくないんですね。
「だからこそ気楽」というのもあるんだけど、
”お買い物の醍醐味”みたいなものはまったく感じることができない。
目次
【ネットショッピング=寂しいお買い物方法かもしれない】
ネットショッピングは基本、疲れません。だから買いすぎ傾向にあります。
自分の足で買い物に行ったら、途中で疲れて
「ああ、もうこれで帰ろう。これ以上買うと重い、時間も経ちすぎた」
などと買いすぎに歯止めがかかるものですが、
ネットショッピングだと
「あ、コレも可愛いし安い!送料無料になるまで買い足そう」
となり、不必要なものまで購入しちゃうんです(私の場合)。
もちろん、ネットショッピングだって疲れます。主に目が。
でも、目の疲れくらいどうってことないので、ついつい数時間
画面とニラメッコになってしまう。しかも、
「この生地、手触りどうだろう」とか「胸元の開き具合、ベストかなぁ」などと
実際に商品を手に取らないがゆえに、さまざまに想像力を働かせて商品選びしていると、
異常なほど時間を食ってしまうんです。試着のしようもないですしね^^
(※さいきんは通販でも試着システムもできてるけど、あまり好きではない)
また、ネットショッピングには”思い出が伴わない”。
【しょうもない争奪戦すら、お買い物の満足感となる】
私、先日とある服屋さんで、隣にいた同世代のお客さんと
ちょっとした心理戦(笑)を繰り広げました。
SALEコーナーにて、すごく好きなテイストの服を沢山発見し、
獲物を狙うハゲタカのようにチマナコになってたら、
隣に同じようにチマナコの女性が来て、けん制してくる素振りなんですね。
そのコーナー、1点ずつの最終処分品だったので、それはもう必死です。
私が場所を変えたら、彼女がすぐさまやってきて、商品を手にし始める。
私が戻ってくると、彼女は少し退くんですが、傍で私が離れるのを待っている。
「大阪のおばちゃんのワゴンセールか?」みたいな心理戦を繰り返したあと、
私は気に入った服を見つけ、無事購入することができました。
そのときの快感といったら・・・!
足取りも軽く家路につきました。そのときのお洋服はいまだに覚えていますし、
ネットショッピングに比べると、ホクホク感も段違いでした。
そうして、人との触れ合い(=服の争奪戦)という思い出が、
私の脳内にインプットされ、「戦利品をわが手に収めた!」という達成感が
物欲への満足感を倍増させていたんです。
ネットショッピングなら、せいぜいタイムセールの時間制限と戦うくらいで
誰かと直接対決(笑)することもありません。
だから、”買った気分”が薄すぎて、また通販に手出ししてしまうんです。
これ、たぶんお買い物の真理ですよね^^
通販に激ハマリしてた頃には、こんな発想、みじんもなかった。
通販しすぎる愚かな自分を冷静に分析できる今だからこそ、言えることかもしれません。
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